2023年2月18日土曜日

『恋と心臓』(全10巻)海道ちとせ(かいどうちとせ)感想・レビュー 彼女しか見ていない究極の愛を描くラブサスペンス

イケメンのヤンデレ男子に愛される女子大生

子供の頃の記憶が曖昧な主人公。

主人公を洗脳し、2人だけの世界を作ろうとする交換留学生。

ヤンデレ男子が恋の相手というの設定は面白い。


簡単なあらすじ

幼馴染だと名乗る広瀬春馬(ひろせはるま)と同居することになった大学生の八木沢羊(やぎさわよう)。

彼は昔、羊の隣に住んでいたと話すが、一向に思い出せない。

空き家イメージ
(春馬が住んでいた?)

羊が誰かに狙われているような事件が度々起きる。

心配する友人たちをよそに、助けてくれた春馬に羊は次第に惹かれていく。

春馬の目的とは?

羊の幼少期の記憶とは?

春馬の黒い部分を知ったとき、背筋がぞくりとするラブサスペンス。


ネタバレ感想

春馬の胡散臭さに気付きながらも羊が彼を好きになる理由が理解できない。

羊のためを思い、彼女が子供の頃の記憶を取り戻すのを阻止していたとしても、春馬が周りにしてきた仕打ちはどうなんだろう。

イケメンだから許されるっていう展開?

性格も含めて冬弥(とうや)の方がイケメンに見える。

冬弥や早和子(さわこ)の制止を聞かず、サバサバ系女子だった羊が春馬春馬となったのは引いた。

3巻くらいまではサイコサスペンスっぽくて面白かったけれど、どんどん2人だけの世界になった後は惰性で読み続けた。

友人たちは好感が持てる。 

絵は横顔が雑な印象で、キャラの区別が付きにくい。


『恋と心臓』私の評価は★1

ストーリー  ★★☆☆☆ 2
キャラの魅力 ★☆☆☆☆ 1
衝撃度    ★★☆☆☆ 2
おすすめ   ★★☆☆☆ 2



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