漫画、小説、ライトノベルの感想を載せてます。 少しでも興味を持ったらぜひ。 レビュー評価が良い作品でも流されずに独自の視点で感想を書いてます。 逆の場合もあります。
2026年6月16日火曜日
『青春テロリズム』朱宮あめ著 感想レビュー 1軍女子のステータス
2026年5月27日水曜日
『神様ゲーム』麻耶雄嵩著 感想レビュー 神様と名乗る少年
イヤミス
登場人物は神様と名乗る少年と、少年探偵団。
動物の虐待は心を傷めるので読むのを躊躇したが
ヒグチユウコさんの装丁に惹かれてしまった。
猫の事件から始まり、殺人事件も起きてしまう。
神の天誅で事態は思わぬ展開へ。
読後感はすっきりしないが読みやすい。
ラストは納得いかないしもう一度読みたくはないが
面白いミステリー小説。
あらすじ
芳雄(よしお)は同じ町内のメンバーと鬼婆屋敷と言われる廃屋に集まっていた。
浜田探偵団のミーティングだ。
猫殺しの犯人を探すため探偵団は意見をぶつけ合う。
芳雄は神様と名乗る謎の転校生鈴木から
犯人の名を聞いたが半信半疑だった。
容疑者を見張る中、芳雄の親友が事件に巻き込まれる。
ネタバレ感想
主人公は小学生なのに語り口は大人。
神様だと名乗る鈴木少年に出生の秘密や寿命を言われるが素直に受け止めているのが不思議。
親友やミチルちゃん、そして〇〇
天誅を目の当たりにした割にはメンタル強すぎる。
ミチルの共犯者にあまり納得はいかないが
イヤミスなのは間違いない。
“ぼくがなぜ人間の願いを叶えなきゃならないんだ”
鈴木少年のセリフがゾクッとする。
天誅の後のウィンクも怖い。
児童向けの作品とされているのが不思議。
絶対読ませたくない。
『神様ゲーム』私の評価は★3
2026年4月16日木曜日
『忘らるる惑星(ほし)』田中空(たなかくう)著 感想レビュー ファンタジーなマトリックス
AI監視社会
"猫人間" "絶対記憶者"というワクワクワードが出てきます。
近未来もしかしたら起こりうる世界。
もしくは気付いてないだけで、人類はみんな夢を見せられているだけなのかもしれません。
そんな異変に気付いた青年ミカサの奮闘を描くSF作品。
あらすじ
この世界はAIによる徹底的な管理が行われ、人々は安心安全な日常を送っていた。
AIの判決を確認するレアな仕事に就くミカサは、ある殺人事件の記録に疑問を持つ。
記された犯行時刻、その現場にミカサはいたはずだが、目撃した記憶はない。
不審に思ったミカサは独自に調査を進める中、命を狙われる。
この世界では一体何が起きているのだろうか。
ネタばれ感想
後半は失速気味ですが読後感は悪くない。
アニメで見てみたい気がする。
映像化したら猫がいるおじいちゃんの古寺とか見応えありそう。
ムカデのドローンは気持ち悪そうだけど。
モナカのビジュアルが刺さるととんでもなく化ける作品になりそう。
モナカがモナカを食べるくだりが多くしつこかった。
私が現在を生きてると思ってるのは私だけで
実は全て夢。
それが夢じゃない証明はできない。
想像力は果てしない。
そんなお話でした。
余談ですが『忘らるる都』はFF7だ。
タイトルが似てるのでちょっと思い出した。
『忘らるる惑星』私の評価は★3
2024年11月6日水曜日
『仮面』 伊岡瞬著 感想レビュー 仮面の下の秘密
ディレクシアを知る
初読みの作家さんでした。
ページ数は多いけどすぐに読み終えました。
グロ描写ありです。
あらすじ
読字障害というハンディキャップを抱えながらもアメリカ留学の後、情報番組を中心にメディアに露出する三条公彦(さんじょうきみひこ)。
知的で爽やか、容姿も整っている為、三条人気に拍車がかかる。
一方、30代主婦の行方不明者を捜査する宮下(みやした)刑事は、以前に白骨死体で発見された別の女性との繋がりに気づく。
はたして、三条は二つの事件に関わっているのか。
ネタバレ感想
『レディK』の菊井(きくい)さんと小野田(おのだ)刑事はかっこいい。
性に奔放すぎるその他の女性は好きになれなかった。
イケメンだったら良いのか安易に近づいて軽すぎる。
ストーリーは面白かったが途中から失速。
あーそういうことねと分かってから、よく今まで逮捕されなかったなって思った。
そんなにすぐ殺害しなくてもと思った。
仮面を取った三条がバカすぎる。
メディアに作られた虚像なんだなあ。
暴力の描写は嫌悪感いっぱい。
実は○○だったとか終わり方さらっとしすぎてるかな。
三条の経歴は嘘だった。
ネット情報が何でも本当になってしまうのは怖い。
『仮面』私の評価は★3
ストーリー ★★★☆☆ 3
キャラの魅力★★☆☆☆ 2
衝撃度 ★★★☆☆ 3
おすすめ ★★★☆☆ 3
2024年10月28日月曜日
『この夜が明ければ』岩井圭也著 感想・レビュー 1人の遺体と6人の秘密
お願いだから、通報しないで
季節バイト、衣食は提供されるみたいで給料も良い。
でも私にはこの仕事無理。
魚と血と刃物、そして周りに何もない場所、知らない人たちと2カ月の共同生活。
人には隠したい過去がある。
1人の遺体が見つかった為、暴かれていくそれぞれの過去。
長い一夜のサスペンス。
あらすじ
北海道で魚を捌く季節バイトに集まった20代~30代の七人の男女。
同じ宿舎に泊まり、気が合う合わないはあるものの表面上はそんなにトラブルもなく日々を過ごしていた。
だが、ある晩一人が遺体となって見つかり、警察を呼ぼうとした工藤秀吾(くどうしゅうご)はみんなから通報を阻止される。
それぞれ、全員警察を避ける訳あり人間だった。
一夜にして世界が反転。
そして犯人は誰?
ネタバレ感想
こういう季節バイトではコミュ力を発揮するのがいいか、誰とも交わらず静かに過ごす方がいいのかどっちなんだろう。
数ヶ月でリセットするしもう二度と会うことないメンバーだけど、楽しく過ごせた方がいい。
だけどやってくれたなー、単なる一人のわがままじゃないか。
疑心暗鬼に駆られたメンバーは、長い長い一夜を過ごす。
警察を避ける理由が一人一人明らかになる。
そんなことで?って思うのもあったけど思いは人それぞれ。
シュウは苦手だけど、一番無害を装っていた高井戸唯(たかいどゆい)がズルくて嫌いだ。
亮(りょう)と彩子(あやこ)さんは同情の余地あり。
サトマリとシュウは自分次第。
誰にも共感できないし、みんなそれでいいの?って終わり方だった。
性格はそんなすぐ変わるわけでもないし関係はすぐ破綻しそう。
このメンバーを雇ったバイト先が一番痛手かな。
でも一気読みで面白く読めた。
装丁も好き。
『この夜が明ければ』私の評価は★3
ストーリー ★★★☆☆ 3
キャラの魅力 ★☆☆☆☆ 1
衝撃度 ★★☆☆☆ 2
おすすめ ★★★☆☆ 3
2024年10月21日月曜日
『廃遊園地の殺人』 斜線堂有紀著 感想・レビュー 主人公は廃墟マニア
失われた夢の国へようこそ
廃墟×遊園地
ノスタルジックを誘うめっちゃ最高の組み合わせ。
マスコットキャラが園内を闊歩しターゲットを殺害するパニックミステリではない。
次作の発売が決まっているので眞上(まがみ)にまた会える。
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| 廃遊園地 |
コンビニアルバイト店員なのに、高身長で運動神経が良くスペックが高い。
紙書籍には園内パンフが付いていて、これが割と遊び心あって良かった。
あらすじ
20年前、巨額のマネーが動いたテーマパーク・イリュジオンランドは、プレオープン中に起きた銃乱射事件のため閉園に追い込まれた。
犯人は自殺。
時が経ち、資産家・十嶋庵(としまいおり)はかつての夢の国に9名を招待する。
招待を受け、廃遊園地へと足を運んだ眞上永太郎(えいたろう)を待っていたのは、『このイリュジオンランドは、宝を見つけたものに譲る』という十嶋からの宝探しゲームだった。
過去に囚われた招待客たちは宝探しを始めるが、殺人事件が起きてしまう。
わざわざ着ぐるみ姿で串刺しになった遺体が意味するメッセージとは?
ネタバレ感想
クローズドサークルなので登場人物が多い。
前半はこの人誰だっけと思いながら巻頭のキャラ紹介ページと照らし合わせながら読んだ。
後半、眞上のスペックの高さに驚く。
容姿のことは触れていないから分からないけど、うんちくが多くてまあ最初は好かれないだろうな。
『ミステリと思うこと勿れ』の整(ととのう)みたい。
彼の実父の謎を残したまま次作への予告。
もちろん読みたい。
全編リライトした文庫版だがこの文体合ってるのかなという箇所がいくつかあって、私の理解力不足なのか分からないけど気になった。
走屋(そうや)くんはかわいそう。
推理編では納得できない所もあった。
殺人が凝り過ぎてよく分からんかった。
腕取って付けてとか。
傷もミスリード狙いすぎてる感。
乱射事件起こすよりもっと他になかったのか、村を守りたい彼女を守りたい思いが強すぎたのかなあ。
だけど、イリュジオンランドの経営陣の実態が酷すぎた。
もっと早く暴いて欲しかったなあ。
藍郷(あいざと)のキャラ良かった。
私が勝手に呼んでいる斜線堂さんの『恋』の三部作。
あんな感じの本また書いてくれないかなあ。
このテイストの作品が先生本来のスタイルなのかもしれないが。
『廃遊園地の殺人』私の評価は★3
2024年9月9日月曜日
『罪びとの手』天祢涼著 感想・レビュー タイムリミットは96時間、4つの謎を解き明かせ
家族愛か復讐か
AID(非配偶者間人工授精)に触れている作品。
天祢涼(あまねりょう)さん、初読みの作家さん。
「殺したか」の呟きにどんな意味が?
伏線と疑惑が絡むミステリ小説。
あらすじ
川崎区の廃ビルで身許不明の中年男性の遺体が酔っ払いたちに発見される。
事件性なしと早々に判断されたが、刑事の滝沢圭(たきざわけい)は引っかかりを覚えた。
死亡推定日時と遺品の壊れた腕時計が示す日付とのズレに事件性を疑っていた。
ゴリ押しで解剖に回すが、そこでも事件性なしと言われる。
廃ビルイメージ
そこに、遺体を引き取りに来た葬儀屋・御木本悠司(みきもとゆうじ)が、自分の父親だと申し出る。
さらに、遺体を目にした悠司が「殺したか」と呟いたいう証言を得た滝沢は、奇妙な偶然で片付けるには説明がつかないと踏む。
果たして本当にその遺体は悠司の父親なのか。
ネタバレ感想
読みやすい文章だった。
キャラの印象は、悠司が微笑みを絶やさないキレ者。
ウェディングプランナーの兄の昇一(しょういち)はおしゃれだけど、バカそうに見えた。
長岡姫乃(ながおかひめの)はクールビューティで女性受けが良いキャラだと思う。
悠司が黒幕?という疑惑に駆られ、刑事、昇一、中守(なかもり)、姫乃視点でストーリーは進む。
いやーそのオチはちょっと納得いかないなあが正直な感想。
謎が分かるとちょっと騙された感あってうーん、それはないわー。
何度も違うって書いてたよね(笑)
でも途中まではめっちゃ良かった。
悠司と姫乃と伴藤(ばんどう)さんでずっと御木本葬儀社を守ってほしい。
『罪びとの手』私の評価は★3
ストーリー ★★★☆☆ 3
キャラの魅力★★★☆☆ 3
衝撃度 ★★☆☆☆ 2
おすすめ ★★★☆☆ 3
2024年6月24日月曜日
『ティンカー・ベル殺し』小林泰三著 感想・レビュー 本当は残虐なピーターパン
ピーターパンのイメージが崩れる
でも原作はこっちが本来の姿。
ピーターパンのヒーローイメージはディズニーさんマジックでした。
グロ描写ありのため、耐性ない人にはおすすめしません(笑)
そして『不思議の国のアリス』の帽子屋たちの永遠のお茶会の会話劇が苦手な方もだめです。
メルヘン殺しシリーズ第4弾。
頭がおかしくなる独特な世界観を持つ。
あらすじ
妖精なんて、虫と同じと考えるピーター・パン。
井森建(いもりけん)は今度はネヴァーランドの世界へ迷い込む。
小学校の同窓会に参加するため帰省した井森たちは、大雪のため旅館に足止めを食らってしまう。ネタバレ感想
このシリーズでは、現実世界と夢の世界のキャラクター同士がリンクし、精神的に影響し合い情報を共有します。
『ティンカー・ベル殺し』私の評価は★3
2024年5月26日日曜日
『ゴールデンタイムの消費期限』斜線堂有紀著 感想・レビュー 才能の枯渇
ゴールデンタイムの消費期限(角川文庫)
若き天才のリサイクル計画
これまで斜線堂有紀さんの作品は、『私が大好きな小説家を殺すまで』 『恋に至る病』などの共依存系しか読んだことなかった。(ちなみにどちらの作品も大好きです)
だから何か起きそうって思ったし、クローズドサークルのミステリ作品かなと先入観を持ったけど違ってた。
恋愛要素ほぼなし。
世間から見放されつつある元天才たちが、それぞれ自身を見つめ、必死に努力するキャラたちの交差を描いている瑞々しい作品。
読後感も良い近未来青春ストーリー。
あらすじ
小学生で小説家デビューし、もてはやされた綴喜文彰(つづきふみあき)は、4年も新作を発表出来ていない。
登場人物
ネタバレ感想
『ゴールデンタイムの消費期限』私の評価は★3
キャラの魅力 ★★★★☆ 4
衝撃度 ★★★☆☆ 3
おすすめ ★★★☆☆ 3
2024年5月17日金曜日
『剝製の街 近森晃平と殺人鬼』樹島千草(きじまちぐさ)著 感想・レビュー 人の根底にあるもの
耽美で禍々しい芸術
完全にカバー買いです。
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| この作品の剥製のイメージは蠟人形っぽい感じ |
あらすじ
ミノタウロス

ネタバレ感想
『剝製の街 近森晃平と殺人鬼』私の評価は★3
2024年4月29日月曜日
『九度目の十八歳を迎えた君と』浅倉秋成著 感想・レビュー どうでもいいことに一生懸命になれる高校時代
不器用な青春時代
みんな夢を諦めたわけじゃない、今できる最良の跳躍をするんだ。
社会人になった今なら分かることだけど、あの頃気の利いた言葉が全く出てこなかった。
これは、タイムループ作品ではないしファンタジーでもない。
浅倉さんの伏線が光る青春ミステリ作品。
あらすじ
そこそこの印刷会社で営業マンとしてのノルマを熟す間瀬(ませ)は、通勤途中のホームで、同級生の姿を目撃する。
彼女は、僕が高校時代に恋をした二和美咲(にわみさき)だった。
だが、二和は制服に身を包み、見た目もあの頃のまま、未だ十八歳として高校に通っていた。
僕と二和は同い年。
本来ならば30歳目前であるはずだった。
なぜか周囲の人たちは彼女のその姿を違和感なく受け入れる。
僕は、現在の彼女の同級生と協力し、 原因を探っていく。
ネタバレ感想
設定に無理があるし、ん?となる箇所もあるけれど、その辺はさすが浅倉秋成さん、ラストまで読ませる筆力がありました。
間瀬の原因とか、二和さんの返事とかうやむやで終わってしまったが、全体を通して自身の青春時代とリンクさせたりして面白かった。
間瀬が彩雲に入れた夢、一番知りたかったな。
戻って来た彩雲を手に取るシーン、ちょっと泣きそうになった。
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| 彩雲 |
同級生たちがそれぞれ大人になっていてみんないいやつ。
二和が一番掴みどころない感じ。
『教室が、ひとりになるまで』と違って、キャラが魅力的なのが良い。
真鍋と教頭先生が好き。
『サニー』と呼ぶのが笑っちゃうけど、ほうじ茶と和菓子を持って新聞部に居座る教頭先生がかわいい。
“青春の空回り"うまいこと言うなあと感心。
『九度目の十八歳を迎えた君と』私の評価は★3
ストーリー ★★★☆☆ 3
キャラの魅力 ★★★★☆ 4
衝撃度 ★★★☆☆ 3
おすすめ ★★★☆☆ 3
2023年11月15日水曜日
『愛に殺された僕たちは』野宮有著 感想・レビュー 共依存計画殺人
愛に殺された僕たちは
絵日記殺人──全ては毒親から逃れるための
願ったのはそう遠くない街へ2人で遊びに行くこと。
そんなことも許されない2人の哀しい殺人計画の顛末が描かれた衝撃の青春小説。
あらすじ
包帯で身を包む彼女は、父親の歪んだ愛情に苦しめられ、過度に束縛されていた。
ネタバレ感想

『愛に殺された僕たちは』私の評価は★3
『難問の多い料理店』結城真一郎著 感想レビュー 本当の真相は闇の中
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