2026年5月14日木曜日

『十戒』夕木春央著 感想レビュー 戒律のディストピア

 『十戒』

殺人犯を見つけてはならない

離島で殺人事件という使い古されたネタだが、さすが夕木春央先生。

10の戒律でみんな縛られ、類を見ないミステリ小説へと変貌。

犯人は一体誰?




あらすじ

浪人中の里英(りえ)は、破天荒な伯父が所有していた枝内島(えだうちじま)を訪れた。



島内にリゾート施設を開業するため集まった9人は視察旅行という名目で集まった。

島の視察中、爆発物を発見し慄く一行。

翌朝、1人の遺体が発見され、十の戒律が書かれた紙片があった。

“この島にいる間、殺人犯が誰か知ろうとしてはならない。守られなかった場合、島内の爆弾の起爆装置が作動し、全員の命が失われる”

犯人が下す神罰を恐れながら、「十戒」に従う3日間が始まる。


視察メンバー


大室里枝(おおむろ)…二浪 芸大志望
里枝の父
草下 …50代 草下工務店社長
野村 …40代シングルマザー 設計士
沢村 開発会社 30代後半 年下彼女 身長190くらい
藤原 不動産会社 30代前半 明るい髪色
小山内 不動産会社 藤原より一回り年上
矢野口 叔父の友人 ブランド好き
綾川(あやかわ) 開発会社の研修女性社員 アウトドア好き


ネタバレ感想


いやー後半面白かった。

序盤で綾川さん犯人説が頭を掠める。

前作『方舟』読んだ方なら間違いなく彼女を疑うだろう。

里枝の父も疑わしい。

全部お前が抜けてるせいでこうなってるやんって苛々する。

例によって第二、第三の殺人が起きるが

罪をなすりつける為にそんなことまで考えてたのと恐ろしい。

里枝もメンタル強いよな。

犯人の言葉に戦慄し、

解説でそうなのか!ってなって次回作『楽園』も絶対読むぞと誓った。



『十戒』私の評価は★4

ストーリー ★★★☆☆ 3

キャラの魅力★★★☆ 3

衝撃度   ★★★★☆ 4

おすすめ  ★★★☆ 3






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