共依存に仕立て上げられた男子高生の行く先は?
共依存をテーマにしたストーリーは、斜線堂有紀さんが一番すごいと思う。
簡単なあらすじ
人気者の女子高生の寄河景(よすがけい)。
主人公の僕、宮嶺望(みやみねのぞむ)が彼女と出会ったのは小学5年生の時。
そこから、彼は周りの人と同様、景の虜になっていきます。
時折、おかしいなと感じながらも。
この本は、いかにして景が直接手を下さずに150人以上の人生を狂わせていったかが描かれていきます。
宮嶺は景を止めることができるのか?
2人の関係は今後どうなっていくのだろうか?
↓ネタばれ感想↓
私は『恋に至る病』を初版で購入したので前知識なしに読み、すごく面白くて、ラストについてどう思ったか友人と話しました。
後に帯で『ラスト○○の衝撃』と書いてあって、ネタバレしてる、それまでの流れが面白いのにって残念に思いました。
景が怖いのは、罪悪感の欠片がないところ。
分かっていながらも、それでも景が好きという宮嶺の思いも切なかったです。
同じ共依存でも同作家さんの『私が大好きな小説家を殺すまで』は、また違った余韻を残します。
『恋に至る病』私の評価は★4
ストーリー ★★★★★ 5キャラの魅力 ★★★★☆ 4
衝撃度 ★★★★★ 5
おすすめ ★★★★☆ 4
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