2026年4月3日金曜日

『ぜんぶ、あなたのためだから』夏原 エヰジ著 感想レビュー 新感覚エゴイスティック・ミステリー


良い人の基準とは        

昨日の友は今日の敵

誰のことなら信じることができる?


人間の本質を見抜き、上っ面だけで勝手に良い人悪い人の評価を下さぬこと。

SNSじゃないんだから。

人間不信助長ストーリー


あらすじ


結婚披露宴のさなか、新婦の沙也香(さやか)が余興中吐血して倒れてしまう。



一部始終見ていたカメラマンの桜庭(さくらば)に協力を仰ぎ、新郎の和臣(かずおみ)は                  シャンパンに毒を混入した犯人を捜す。

だが、彼女の親友や母のどす黒い感情が明らかになり、人間不信になっていく。

さらに沙也香のとんでもない過去が分かっていく。

ネタばれ感想


私は女なので、沙也香の弱々しさもわざとなんじゃないかと初めから疑ってた笑

いるいるこういう寄生虫女。

過去に人をいじめておいてメンタルやられるって…。

沙也香の過去が分かってもそれでも愛する宣言をする和臣が、どんどんサイコパスに見えてきた。

か弱い女を守ってあげてる自己陶酔型ヒーロー。

親も親友も、みんなが口をそろえて「沙也香のために」と自分のとんでも行動は全て彼女を思ってのことと発言。

開いた口が塞がらない状態で、物語は進んでいく。

最後の良心だと思っていたあの人まで裏の顔を持っていたとは騙された。

和臣と桜庭2人の視点から描かれて、読みやすかった。

でも読後感は良くない。

原作に割と忠実らしいドラマも見てみようかなあ。




『ぜんぶ、あなたのためだから』私の評価は★4

ストーリー ★★★★☆  4

キャラの魅力★★★☆☆  3

衝撃度   ★★★★☆  4

おすすめ  ★★★☆☆  3






0 件のコメント:

コメントを投稿

『十戒』夕木春央著 感想レビュー 戒律のディストピア

  『十戒』 殺人犯を見つけてはならない 離島で殺人事件という使い古されたネタだが、さすが夕木春央先生。 10の戒律でみんな縛られ、類を見ないミステリ小説へと変貌。 犯人は一体誰? あらすじ 浪人中の里英(りえ)は、破天荒な伯父が所有していた枝内島(えだうちじま)を訪れた。 島内...