並行世界にいる彼女が幸せだったらいい
『僕が愛したすべての君へ』(僕君)と同時刊行本。
栞イメージ |
こちらのストーリーは恋愛色強めだが、ラストはとても切ない。
あらすじ
並行世界が実証された世界。
両親が離婚し、虚質科学研究所で働く父と暮らす日高暦(ひだかこよみ)。
彼は、父の勤務先で休日を過ごしていると、佐藤栞(さとうしおり)という少女に出会う。
強烈な出会いと、境遇が似ている為、2人で過ごす時間が増えていく。
そんな中、父の再婚話が持ち上がり、相手が栞の母だと知り愕然とする。
兄妹になれば結ばれない、そう思った2人は逃避行を開始する。
ネタバレ感想
2冊とも絶対読んだ方がいい。
栞を愛した暦、和音を愛した暦が描かれる。最先端の研究所イメージ
「僕君」の方がハッピーエンド。
こちら「君僕」では、「僕君」の謎が解ける形になる。
総じて、暦にとっていなくてはいけない存在は和音だった。
それは暦も途中から分かったみたいだけど、口にはできない。
暦と栞が会わない世界線にも和音はいた。
どうして時間旅行ができるのか、ビールの泡に例えてあったけど難しくて意味が分からなかった。
「君僕」を先に読むのがおすすめかな。
『君を愛したひとりの僕へ』私の評価は★4
ストーリー ★★★★☆ 4
キャラの魅力 ★★★☆☆ 3
衝撃度 ★★★☆☆ 3
おすすめ ★★★☆☆ 3