勝手に罪を背負って罰を受ける
芸術肌で内向的な塩澤(しおさわ)、圧倒的な技術を持つイケメン志藤(しどう)の関係性と内面を綴る美
しいミステリー。
あらすじ
フィギュアスケートを引退した塩澤は、かつてのライバル志藤の活躍の中継を見ていた。生きる世界が違っても交遊関係を続ける二人。
だが、共通の知人が自宅のバルコニーから転落死する。
自殺をする人物だと思わなかったため、あらゆる疑念が浮かび上がる。
登場人物
・塩澤詩生(しお)帰国子女。フィギュア界を引退後デザイナーに転向
・志藤聖(ひじり)現役フィギュア選手。圧倒的パフォーマンスでトップに君臨する。かつての塩澤のライバル
・三池絵梨世(みいけえりせ)塩澤のアシスタント。短期間だがフィギュアの世界にいた。
・アレックス・ミラー 絵梨世の父。絵梨世の母、梨香子(りかこ)とは離婚済み。国籍はカナダだが日本に住んでいる。元フィギュア選手。引退後コーチに。志藤と折り合いが悪い。
ネタばれ感想
❝知られてはいけない。この恋も、この罪も❞
帯に完全に騙されたパターンです。
サスペンス要素はほぼなし、簡単に言うと綺麗なBL作品。
オフステージは完全に匂わせです。
特に動きもなく淡々とストーリーが進みますが、読ませるだけの文章の力量がありました。
何が言いたいかさっぱり分からないまま、志藤への気持ちが綴られます。
勝手に誤解し暴走して自殺してしまうのかって所は続きが気になりました。
言葉で伝えるって大事なんだなって思った。
前作の『花束は毒』がめっちゃ面白かったため、ハードルを上げてました。
装丁が似ているため期待してしまった。
ミラーは嫌いなキャラだったけど理由を知ると切なかった。
『キスに煙』私の評価は★2
ストーリー ★★☆☆☆ 2
キャラの魅力★★★★☆ 4
衝撃度 ★★★☆☆ 3
おすすめ ★★☆☆☆ 2