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2024年8月13日火曜日

『貴方のために綴る18の物語』 岡崎琢磨著 感想・レビュー 奇妙な仕事

貴方のために綴る18の物語 (祥伝社文庫 ) 


あしながおじさん?

ある日、老紳士から依頼された仕事は、1日1話読むだけで総額143万円との胡散臭い内容。

この仕事の本来の目的にせまる恋愛ミステリ

18本の短編を読み進めていくうちに、心はかき乱されていく。




あらすじ

駅のホームで見知らぬ老紳士から声をかけられた美織(みおり)は、思い出のレトロな喫茶店で奇妙な依頼を受ける。

それは、1日1話、謎の人物が執筆した18本の短編を読み感想を書くこと。

それだけで報酬は破格の143万円。

詐欺だと疑う美織だが、毎日届く短編に美織は没頭し始める。

この仕事の真の目的とは?


ネタバレ感想

主人公の美織は、何かに思い悩んでいるようで性格も暗くじめっとした印象を受けた。

後に理由は分かるんだけど。

短編はどれもそれなりに面白く、様々な恋愛模様が描かれている。

ほっこりするお話は少なく、どちらかといえばクソキャラが多め。

星新一さんのショートショートまではいかないが、どんでん返しもあって良かった。

彼女が書いた感想は最初共感できるのも多かったのに、3週目から乱雑すぎる。

すぐ自殺しようとする美織にはうーん。

立ち直ったとは思えないし、本当に前を向いていけるかなとこれからも心配ではある。


『貴方のために綴る18の物語』私の評価は★2

ストーリー  ★★★☆☆ 3

キャラの魅力 ★★☆☆☆ 2

衝撃度    ★★☆☆☆ 2

おすすめ   ★★★☆☆ 3

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