2023年2月8日水曜日

『15歳のテロリスト』松村涼哉著 感想・レビュー 少年の本当の願いとは

15歳のテロリスト

低年齢化する犯罪に対して法の改正を願ったストーリー

主人公の15歳の少年の動機が分かった時、彼の決意に涙なしでは読めなかった。

テーマは重いけれど、読みやすい文章で綴られている為一気読みできた。

スノードロップ
加害者家族と被害者家族の立場両方が理解できる作品。

10代のうちに読んで欲しい作品だと思った。

スノードロップはこの小説で知って、実際見てみたいと思った。


簡単なあらすじ


新宿駅爆破事件の犯人は15歳の少年、渡辺篤人。

その事件は世間を大きく揺るがした。

だが彼は、少年犯罪の被害者家族だった。

彼がなぜ凶行に走ったのか?

篤人を知っていた記者の安藤は、彼の行方を追う。

↓ネタバレ感想↓

被害者遺族の篤人と加害者家族のアズサ、2人を結び付けた背景が辛い。

アズサに近付いた篤人は、彼女たち加害者家族も苦しんでいると知って慟哭します。

復讐を誓った篤人ですが非情に成りきれず歯痒い思いをします。

アズサも彼女の母も優しい良い人だったため、余計苦しみます。
 

一方、アズサは兄のせいで酷いいじめを受け落ち込んでいたところ、優しく接してくれた篤人に恋心を抱きます。

好きになった相手が違う目的で近づいたと知ったアズサの心情を思うと切ない。


『15歳のテロリスト』私の評価は★5

ストーリー  ★★★★☆ 4
キャラの魅力 ★★★☆☆ 3
衝撃度    ★★★★☆ 4
おすすめ   ★★★★★ 5

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