今も謎が解明されていないループクンド湖
第23回このミス大賞・文庫グランプリ受賞作
Q-TA(キュータ)さんの装画が素敵すぎる。この作品を読んで「骸骨の湖」ループクンド湖を調べた人は多いはず。
遺伝子、恋愛、宗教、ミステリーが絡み、ギリシャ神話要素も加わってラストまで破綻なしのストーリー
ー!
漫画、小説、ライトノベルの感想を載せてます。 少しでも興味を持ったらぜひ。 レビュー評価が良い作品でも流されずに独自の視点で感想を書いてます。 逆の場合もあります。
第23回このミス大賞・文庫グランプリ受賞作
Q-TA(キュータ)さんの装画が素敵すぎる。この作品を読んで「骸骨の湖」ループクンド湖を調べた人は多いはず。
遺伝子、恋愛、宗教、ミステリーが絡み、ギリシャ神話要素も加わってラストまで破綻なしのストーリー
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| 神聖な土地イメージ |
シリーズ1作目『サーチライトと誘蛾灯』ですっかりエリサワのキャラとストーリーにハマってしまった。
虫のうんちくより、ミステリ小説としてのカラーが強め。
虫嫌いだとしても楽しめます。
私がそうなので(笑)
前作より切なさが重め。

人にお勧めしたい作品。
昆虫好きの青年エリサワは、虫を求めて全国各地を旅する。
だが、行く先々で事件に遭遇してしまう。
彼の目線から解く事件の真相はいつも切なさを含んでいた。
全5編からなる短編集。
1.蝉かえる ……………森で16年前に少女の幽霊を見た糸瓜(へちま)は、その地域が蝉を食べる風習があると知る。
風習や郷土色が強め。
幽霊の少女の謎が分かった時は切なすぎた。
2.コマチグモ …………少女は母親の元から何故駆け出したのか?エリサワは、少し前にトンボに投石を繰り返す少女を目撃していた。
母への思いをああいった形で行動した少女の心情を思うと泣ける。
3.彼方の甲虫 …………丸江ちゃんのペンションに招待されたエリサワは、スカラベのネックレスを大切にしている青年と出会う。
丸江ちゃんの再登場が嬉しい。
❝「明日がくることと、ぼくに明日があることは、同じではないのです」❞
刺さりました。
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| 繭玉さん家のイメージ |
遺伝子組み換えという壮大なテーマを扱い、オダマンナ斎藤、繭玉カイ子、ナニサマバッタの関係性と思いに泣けた。
エリサワは昔から洞察力に秀でていた。
途中まで騙されていた。
一番好きな話。
5.サブサハラの蠅………エリサワの旧友登場。
アフリカ睡眠病を媒介する蠅を研究する医師の話。
自分の身体を使って実験する医師の行動に泣ける。
❝「きれいごとのひとつも口にしなければ、こんな世界、生きていけないじゃないですか」❞もしドラマ化されるとしたら、エリサワ役は岡山天音さん、窪田正孝さん、磯村勇斗さんで見てみたいです。
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| 遭多夢(おうたむ)カフェのイメージ |
| 記憶を入れた小瓶のイメージ |
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| スワンプマン…考えると混乱 |
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| 古代中国のイメージ |
さらに親友同士が敵対し、朱雀VS青龍で争う形になり、そこにドラマがあり、同じ人を好きになってしまうという三角関係、まあドロドロ。
でもコミカル要素もあるので、読みやすい。
キャラは多いけれど、ちゃんと描き分けができてるから大丈夫。
本から別世界に行くという設定が面白く、映画「ネバーエンディングストーリー」が好きな方ならおすすめ。
こちらは古代中国に飛びます。
読む順番は『ふしぎ遊戯』→『ふしぎ遊戯 玄武開伝』(全12巻)→『ふしぎ遊戯 白虎仙記』(既刊1巻)を推奨。
中学3年の夕城美朱(ゆうき みあか)と親友の本郷唯(ほんごう ゆい)は、図書館で四神天地書という書物を開き、物語の世界へと吸い込まれる。
そこは、古代中国のような異世界の紅南国だった。
危ないところを、額に鬼の字を浮かび上がらせる青年、鬼宿(たまほめ)に助けられる。
現実世界に戻った2人だが、美朱は受験のことで母と揉め、再び本の世界へ入ったまま戻れなくなってしまう。
美朱は倶東国(くとうこく)と一触即発状態の紅南国(こうなんこく)の皇帝である星宿(ほとほり)に頼まれ、朱雀の巫女となり、朱雀を召喚し、願いを叶える決意をする。
まずは、朱雀七星士を探すところから始まった。
一方、美朱を助けるために、唯は入れ違いで倶東国に入り、様々な誤解から青龍の巫女になった。
そして、朱雀側の美朱と争う形になってしまう。
朱雀&青龍七星士
朱雀七星士
鬼宿…お金が大好き。恋愛に鈍感。憲法が得意。額に「鬼」の字。
星宿…紅南国の若き皇帝で、ナルシスト。左の首筋に「星」の字。
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| 朱雀 |
柳宿(ぬりこ)…最初、美朱と犬猿の仲だった。怪力の持ち主。左胸に「柳」の字。
翼宿(たすき)…鉄扇で炎を操る。関西弁を話す。右腕に「翼」の字。
軫宿(みつかけ)…2メートル近い長身。治癒能力に長けている。寡黙。左掌に「軫」の字。
張宿(ちりこ)…朱雀七星士の最年少だが、頭脳明晰。字が出ている時だけ冷静。左足の甲に「張」の字。
青龍七星士
心宿(なかご)…異民族。倶東国将軍。あらゆる武術に長けている。額に「心」の字。
房宿(そい)…雷を操る。心宿とは体の関係。左太腿に「房」の字。
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| 青龍 |
亢宿(あみぼし)…張宿と名乗って、朱雀七星士に入り込んだスパイ。右肩に「亢」の字。
角宿(すぼし)…亢宿の双子の弟。兄と比べ、精神的に脆弱。唯を慕う。左肩に「角」の字。
氐宿(とも)…貝で幻覚を見せる術を使う。奇抜なメイクをしている。右下腹部に「氐」の字。
みんな普通を装う。
だって芸能人じゃないし、ただの一般人だし。
目立って良いことないし、絡まれるとめんどくさい。
でも普通って?
人によるのではないか?
主人公である田井中は、「あ、そんなことまで言ってしまうの?」と歯止めの境界線を失っているキャラ。
彼に好意を寄せる人物は肉親以外いないだろう。
作家さんが女性だと知って驚いた。
こんな作品を執筆できるのは男性だと決めつけてた(笑)
田井中広一(たいなかこういち)は、幼いころから自分なりに変わっていると気づいてた。
普通を装う努力をしたが、もう我慢せずに思ったことを口に出すようにした。
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| 田舎の学校イメージ |
担任である美術教師の二木良平(にきりょうへい)は、そんな自分と対極にいる普通の人間だと思っていたが、彼のとんでもない秘密を偶然知る。
二木の秘密をチラつかせた田井中と先生の攻防戦が始まった。

30年前に起きた凄惨な事件。
出生の秘密が書いてあった隠された手紙。
優秀な兄と全く似ていない弟。
全てが線で繋がるとき、慟哭する。
装画は北見隆さんです。
タイトルに惹かれて読んだ作品。
余韻を深く残し、梓は最後どうなったかと人によって捉え方が違うかもしれません。
ネグレストを受けていた梓(あずさ)が憧れていた売れっ子小説家、遥川悠真(はるかわゆうま)と出会い、救われる。
その一方、彼は才能を失いつつあった。
梓がどうして愛する彼を殺す決意をしたのか。
胸を打つ悲しいラブストーリー。
才能、嫉妬、裏切り、騙し合い、全て愛情から来る2人の行為。
どこからかすれ違い狂ってしまいます。
2人が幸せに生きていく方法はなかったのか。
もしかしたら、出会わなければ良かったのか。
映像化するならば、深夜枠で無名の俳優さんたちで、丁寧にドラマ化してほしいなと思いました。
同作家さんの『恋に至る病』の方が人気ですが、私はこの作品が大好きです。
この本を読むとき、いつもYOASOBIさんの『ハルジオン』が頭の中を駆け巡ります。
この本を読んだ後、理瀬(りせ)シリーズの1冊だと知りました。
その後、全部の作品を読破したけれど、私は『麦の海に沈む果実』の理瀬が好きです。
記憶が混濁している理瀬は、大人しい真面目な女の子。
閉ざされた全寮制の学校が舞台です。
こちらは白理瀬(純粋)と言われてます。
『黄昏の百合の骨』の彼女は、黒理瀬(腹黒い)です。
おとぎ話のような不思議な世界観を綺麗な表現で綴られているため、現実逃避させられた作品でした。
北見隆さんのイラストも素敵です。
不可解な出来事は、理瀬のせいなのか?
理瀬が失っていた記憶とは?
黎二(れいじ)と理瀬のワルツのシーンがとても印象的でした。
2人の最も幸せな時を刻んだワルツ。❝頂点に立った時に感じる滅びの予感最も美しい時間を経験した後は滅びていく。❞
この文が忘れられず、自身の恋愛に変換し、あの時が頂点だったなと思ってしまったり。
黎二というキャラクターは一見ぶっきらぼうだけど、実は優しく、身を挺して守ってくれるナイトのような存在で、女性なら誰でも彼に惚れると思う。黎二の存在を忘却する決意をした理瀬。
作中に出てくる詩がストーリーの終盤で意味を成し、余韻を残したまま、忘れられない1冊となりました。もし、映像化するなら丁寧にアニメ化してほしいです。
主人公の15歳の少年の動機が分かった時、彼の決意に涙なしでは読めなかった。
テーマは重いけれど、読みやすい文章で綴られている為一気読みできた。
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| スノードロップ |
10代のうちに読んで欲しい作品だと思った。
スノードロップはこの小説で知って、実際見てみたいと思った。
被害者遺族の篤人と加害者家族のアズサ、2人を結び付けた背景が辛い。
アズサに近付いた篤人は、彼女たち加害者家族も苦しんでいると知って慟哭します。
復讐を誓った篤人ですが非情に成りきれず歯痒い思いをします。
アズサも彼女の母も優しい良い人だったため、余計苦しみます。
一方、アズサは兄のせいで酷いいじめを受け落ち込んでいたところ、優しく接してくれた篤人に恋心を抱きます。
好きになった相手が違う目的で近づいたと知ったアズサの心情を思うと切ない。

スピーディーな展開で出てくるキャラも個性的、何でこのコミックがそんなに有名じゃないんだろうと不思議でなりません。
アニメになっても見応えありそう。
主人公の佐藤は、陰キャ設定だけど、ストーリーが進むにつれて頼もしくなっていきます。
絵も綺麗で読みやすいです。
キーパーソンである不思議な少女エリがどっちの味方になるかによって、運命が大きく変わります。
佐藤の邪魔をする悪徳警官が腹立ちますが、彼の息子が可愛くて憎み切れない。
ゴールはエリと佐藤がクッキーを食べること。
カオス理論の連鎖で世界を救うというコンセプトも好き。
全8巻なのですぐに読み終わります。
佐藤とエリには血縁関係はありませんが、絆が芽生えてくる過程に泣かされます。
敵役の雪彦(ゆきひこ)は元妻より駑螺滋恵(ドラジェ)というキラキラネームの息子を急に押し付けられます。
複数の男と関係を持っている元妻なので、雪彦の本当の息子かどうか怪しいですが、悪事を働く警官である彼が、息子に対する愛情が芽生えていく過程が微笑ましい。
不条理なゲームに巻き込まれたとんでもないストーリーだけど、それぞれの心情がしっかりと描かれている印象。
また案内役の太宰治と佐藤に芽生えた絆も良かった。
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この太宰が不死身で趣味と特技はセックス遊びというとんでもないキャラだけど、佐藤の影響で変わっていく過程も面白い。
ストーリー ★★★★☆ 4

1980年代に連載されたコミックですが、ストーリーがしっかりしていて面白い。
ジャンルで言うとホラーかな。
主人公のダニエルの美貌と伯爵の地位に魅せられた人たちが破滅の道へ辿っていくストーリー。
そのため、彼はいつしか悪魔とまで呼ばれるようになります。
少年のダニエルは悪戯心でつい人を唆したりもしますが、傷ついたりもします。
幼少期、彼は義母に翻弄され、大好きだった姉にも裏切られ、周りの人間を誰も信用できなくなっています。
またサブタイトルが良く、「鳶色の童話」から私はハマりました。
「ガラス細工の森」は本当に悲しいストーリーでした。
欲望渦巻く世界で、ダニエルは人を信用できるのか?
近づく者には冷たい視線を向け、わがままでやりたい放題のダニエルですが、アンティエーヌという少女に出会い、彼は少し変わります。
性格も可愛らしく天使のような彼女は、ある殺害シーンを目撃してしまったため、悲劇の道へと歩みます。
だけど最後まで自分の運命を呪わず、綺麗な心のままダニエルの腕の中で亡くなるという衝撃的な結末を迎えます。この2人の微笑ましいシーンをもっと見たかった。
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最後まで分からないオーナーの正体 ウーバーイーツ、インフルエンサーなど現代ネタを題材にしているのでネットに疎い私は、ほうって感嘆できた。 『#真相をお話しします』 より インパクトは少ないけれど、それなりに楽しめる。 あらすじ 転んでもただでは...