自分は特別だと思いたい
装丁はめっちゃ人気のイラストレーター雪下まゆさん!
あらすじ
一躍時の人となった汐谷美令(しおたにみれい)は、『東京の人』と揶揄され孤立していた。
白麗高校中から注目を集めるが、些細な事からクラスで孤立してしまう。
それぞれの秘密を抱えている三人の濃密な一年を描く。
漫画、小説、ライトノベルの感想を載せてます。 少しでも興味を持ったらぜひ。 レビュー評価が良い作品でも流されずに独自の視点で感想を書いてます。 逆の場合もあります。
中毒者続出の絶叫系転落ミステリー!❞
ハードル上げすぎなコメント大丈夫?と思ったけどその通り!
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美世子イメージ |
やっぱり染井作品は面白い。
『正体』しか読んだことない人は驚くかも(笑)
2020年、マスク必須のコロナ禍の日本。
リモートワークを余儀なくされたアラフォーの美世子は、マッチングアプリで出会った年下の男性に惹かれる。
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礼央イメージ |
三人の子持ちの茂一は、ラブホテルの経営に給付金が下りず絶望する。
そして、人生で関わるはずもない三人の人生が交差する。
・今井美世子(いまいみよこ)…… 30代後半。仕事人間。美人。親友の薦めでマッチングアプリを始める。
・二宮礼央(にのみやれお)……… 県内随一の進学校に通う。通学電車で幼馴染と偶然再会する。
・戸村茂一(とむらもいち)……… ラブホテルを3軒経営するが業績悪化。スナック『ルージュ』を営む恵(めぐみ)に詐欺を持ちかけられる。
染井さんは相変わらずクズっぷりの描き方がすごい。
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茂一イメージ |
ストーリー構成としては『悪い夏』に似てるかな。
3人とも本当にこんなはずじゃなかったという転落人生。
着地点が分からず転がっていく。
この作品を読んで、付き合う人によって人生は180度変わるんだなと悟った。
それとある程度の教養は必要。
3人が奇跡の交差をしたときの会話とシチュエーションに思わず吹き出しました。
状況がひっ迫してるのに何かおかしくて。
芽衣(めい)と恵さんがしつこくて怖かった。
2人はちゃんと制裁を食らったんだろうか。
美世子さんだけ自業自得ではなく、ハズレくじを引いてしまった感じ。
こんな女性が国際ロマンス詐欺に引っかかってしまうんだなあ。
彼女は立ち直りも早そうなのでそこは良かったけど。
恋はもういいやって感じで、独身のまま礼央の世話をずっと焼いてくれそう(笑)
礼央は何度も聖也(せいや)たちと離れるチャンスあったのになあ。
持続化給付金の定義の曖昧さよ。
でも読後感は良かった。
鍋パ定期的にしてほしい。
タイトル通りのストーリーで滅茶苦茶でした(笑)
実写化向きかも。
ストーリー ★★★★☆ 4
キャラの魅力 ★★★★☆ 4
衝撃度 ★★★★★ 5
おすすめ ★★★★☆ 4
このストーリーのキャラたちではどんなルートを選択してもバッドエンドになってしまうだろう。
冒頭の未送信のメールに衝撃を受け、なぜそんなメッセを打ったのか答えを知りたくなる。
女子の嫌な部分を見事に描いている作品。
美しい少女・蛍が線路に身を投じる。
京都の偏差値が低い高校に通うオタク女子三人。
もちろんスクールカースト底辺に属し、生物部に籍を置く。
そんなある日、東京から美少女・蛍が転校してきた。彼女はなぜか自分もオタクだと宣言し、生物部に入部してくる。
蛍とそれぞれ絆を深めていく三人だが、事態はあらぬ方向へと進んでいく。
登場人物
七瀬蛍(ななせほたる)……二次元から飛び出したかのような美貌の持ち主。
大川桜(おおかわさくら)…オンラインゲーム『魔法世界』(まじかるわーるど)にハマるボクっ子。アニメ声。
五十嵐雪(いがらしゆき)…裕福な家庭で育つが、母の愛に飢えている。クラスメイトの金づる。
猫井栞(ねこいしおり)……母は美人で有名人。顔の火傷のせいで筆談。小説を書いている。
リイ君 ………………………『魔法世界』での桜(ナデシコ)の恋人。
アロワナ ……………………生物部にいる古代魚。
デュビア ……………………ググると後悔します(笑) 蛍が育てている虫。
蛍に裏がありそうと思いながら読んだけど、やっぱりそうだった(笑)
藤高さんは、生まれたての赤ちゃんが六花に見えてしまうぐらい精神を病んでしまったんだろうな。
ただ、そんな偶然ある?っていう狭い世界だった。
誰か一人くらいハッピーエンドにしてあげて。
オタクはみんなブスではないと思うし、性格悪いという設定はどうだろう。
蛍の勝手な復讐心で、歯車が狂っていくし歪みすぎ。
復讐する相手は違うのにね。
そして母親の愛情の注ぎ方で子供は変わってしまうだなと。
桜と栞の母親は酷かったし、父親も尻に敷かれすぎて頼りない。
唯一綺麗な心の持ち主だった栞は、母の世話なんかしなくて良いのにと思った。
彼女は蛍の我がままも受け入れたし。
兄弟間で容姿レベルが違いすぎるのが3組もあるなどツッコミどころもあるが、ドロドロとしていて面白かった。
読後感は良くないけど深夜枠で実写化しそう。
ストーリー ★★★☆☆ 3
キャラの魅力 ★★☆☆☆ 2
衝撃度 ★★★☆☆ 3
おすすめ ★★★☆☆ 3
表紙デザインが一瞬『心霊探偵八雲』の斉藤八雲(さいとうやくも)に見えた。
八雲シリーズは鈴木康士(すずきやすし)さん。
こちらの作品は、遠田志帆(えんたしほ)さんでした。
遠田志帆さんは、『Another』(角川文庫)のイメージが強くて、女の子しか書かないと勝手に思ってましたが、2人とも妖絶で素敵なイラストで好きです。
❝ラスト1頁(ページ)、あなたは必ず絶叫する! 衝撃のクライムサスペンス❞ という謳い文句。
ハードル上げまくってます。
救急医の秋穂(あきほ)が救った少年は、天使か、悪魔か――。
一晩かけて遺体をバラバラにする殺人鬼――通称「真夜中の解体魔」の逮捕に向けて警察は躍起になっていた。2024年2月23日公開 映画「マッチング」原作小説
監督自ら書き下ろした小説なので、読みやすい。![]() |
流氷の天使「クリオネ」 |
山荘のイメージ |
"ミステリ" "閉ざされた山荘" "青春" "仲間" "作戦" "脱出" と興味をそそられるワードがたくさん。
信じられる友人って良いなと思える作品。
ぼっちの高校生、街端路人(まちばたみちひと)は文芸部の合宿で山荘に来ていた。
そこは、全体的に甘い香りに包まれ、部屋の窓には鉄格子がはまり、正面玄
初読み作家さんです。
この本を読んだ後、理瀬(りせ)シリーズの1冊だと知りました。
その後、全部の作品を読破したけれど、私は『麦の海に沈む果実』の理瀬が好きです。
記憶が混濁している理瀬は、大人しい真面目な女の子。
閉ざされた全寮制の学校が舞台です。
こちらは白理瀬(純粋)と言われてます。
『黄昏の百合の骨』の彼女は、黒理瀬(腹黒い)です。
おとぎ話のような不思議な世界観を綺麗な表現で綴られているため、現実逃避させられた作品でした。
北見隆さんのイラストも素敵です。
不可解な出来事は、理瀬のせいなのか?
理瀬が失っていた記憶とは?
黎二(れいじ)と理瀬のワルツのシーンがとても印象的でした。
2人の最も幸せな時を刻んだワルツ。
❝頂点に立った時に感じる滅びの予感
最も美しい時間を経験した後は滅びていく。❞
この文が忘れられず、自身の恋愛に変換し、あの時が頂点だったなと思ってしまったり。
黎二というキャラクターは一見ぶっきらぼうだけど、実は優しく、身を挺して守ってくれるナイトのような存在で、女性なら誰でも彼に惚れると思う。
黎二の存在を忘却する決意をした理瀬。
作中に出てくる詩がストーリーの終盤で意味を成し、余韻を残したまま、忘れられない1冊となりました。
もし、映像化するなら丁寧にアニメ化してほしいです。
1980年代に連載されたコミックですが、ストーリーがしっかりしていて面白い。
ジャンルで言うとホラーかな。
主人公のダニエルの美貌と伯爵の地位に魅せられた人たちが破滅の道へ辿っていくストーリー。
そのため、彼はいつしか悪魔とまで呼ばれるようになります。
少年のダニエルは悪戯心でつい人を唆したりもしますが、傷ついたりもします。
幼少期、彼は義母に翻弄され、大好きだった姉にも裏切られ、周りの人間を誰も信用できなくなっています。
またサブタイトルが良く、「鳶色の童話」から私はハマりました。
「ガラス細工の森」は本当に悲しいストーリーでした。
欲望渦巻く世界で、ダニエルは人を信用できるのか?
近づく者には冷たい視線を向け、わがままでやりたい放題のダニエルですが、アンティエーヌという少女に出会い、彼は少し変わります。
性格も可愛らしく天使のような彼女は、ある殺害シーンを目撃してしまったため、悲劇の道へと歩みます。
だけど最後まで自分の運命を呪わず、綺麗な心のままダニエルの腕の中で亡くなるという衝撃的な結末を迎えます。この2人の微笑ましいシーンをもっと見たかった。
水底のスピカ (中公文庫) 自分は特別だと思いたい 装丁はめっちゃ人気のイラストレーター雪下まゆさん! ❝その転校生は、クラス全員を圧倒し、敗北させた――❞ このフレーズに騙された。 ドロドロをイメージするかもだけど、違います。 もっと爽やかで綺麗でじーんとくる青春ストーリー...