古代中国のイメージ |
恋愛、友情、バトルをコミカルに描く異色の少女漫画
二十八宿がキャラの名前になっているので、すんなり覚えられるし星に興味が出る。身体に文字が浮かび特殊能力を持っているキャラが、巫女を守って滅びそうな国を救うのがベースに話が進む。
さらに親友同士が敵対し、朱雀VS青龍で争う形になり、そこにドラマがあり、同じ人を好きになってしまうという三角関係、まあドロドロ。
でもコミカル要素もあるので、読みやすい。
キャラは多いけれど、ちゃんと描き分けができてるから大丈夫。
本から別世界に行くという設定が面白く、映画「ネバーエンディングストーリー」が好きな方ならおすすめ。
こちらは古代中国に飛びます。
読む順番は『ふしぎ遊戯』→『ふしぎ遊戯 玄武開伝』(全12巻)→『ふしぎ遊戯 白虎仙記』(既刊1巻)を推奨。
あらすじ
中学3年の夕城美朱(ゆうき みあか)と親友の本郷唯(ほんごう ゆい)は、図書館で四神天地書という書物を開き、物語の世界へと吸い込まれる。
そこは、古代中国のような異世界の紅南国だった。
危ないところを、額に鬼の字を浮かび上がらせる青年、鬼宿(たまほめ)に助けられる。
現実世界に戻った2人だが、美朱は受験のことで母と揉め、再び本の世界へ入ったまま戻れなくなってしまう。
美朱は倶東国(くとうこく)と一触即発状態の紅南国(こうなんこく)の皇帝である星宿(ほとほり)に頼まれ、朱雀の巫女となり、朱雀を召喚し、願いを叶える決意をする。
まずは、朱雀七星士を探すところから始まった。
一方、美朱を助けるために、唯は入れ違いで倶東国に入り、様々な誤解から青龍の巫女になった。
そして、朱雀側の美朱と争う形になってしまう。
朱雀&青龍七星士
朱雀七星士
鬼宿…お金が大好き。恋愛に鈍感。憲法が得意。額に「鬼」の字。
星宿…紅南国の若き皇帝で、ナルシスト。左の首筋に「星」の字。
朱雀 |
柳宿(ぬりこ)…最初、美朱と犬猿の仲だった。怪力の持ち主。左胸に「柳」の字。
翼宿(たすき)…鉄扇で炎を操る。関西弁を話す。右腕に「翼」の字。
軫宿(みつかけ)…2メートル近い長身。治癒能力に長けている。寡黙。左掌に「軫」の字。
張宿(ちりこ)…朱雀七星士の最年少だが、頭脳明晰。字が出ている時だけ冷静。左足の甲に「張」の字。
青龍七星士
心宿(なかご)…異民族。倶東国将軍。あらゆる武術に長けている。額に「心」の字。
房宿(そい)…雷を操る。心宿とは体の関係。左太腿に「房」の字。
青龍 |
亢宿(あみぼし)…張宿と名乗って、朱雀七星士に入り込んだスパイ。右肩に「亢」の字。
角宿(すぼし)…亢宿の双子の弟。兄と比べ、精神的に脆弱。唯を慕う。左肩に「角」の字。
氐宿(とも)…貝で幻覚を見せる術を使う。奇抜なメイクをしている。右下腹部に「氐」の字。ネタバレ感想
七星士(仲間)探しの旅が面白く、それぞれのキャラに特徴がある。
美朱が大好きで突っ走る鬼宿が好きだから。
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