箱庭で繰り広げられる愛憎劇
だから田舎って嫌なんだと思える作品。
1人の男性を巡っての三角関係が描かれる。双子で同じ男性を好きで、風習とか。
ドロドロした恋愛劇に、これでもかという毒親が登場(笑)
あらすじ
約1000人が暮らす小さな島、真栄島(まえじま)。
この島は、海神様が造った「箱庭」だと伝えられる。
海神様の子孫の高良家の次期当主、高良朝和(たからともかず)と、花や虫を通じ親しくなっていく大里凪(おおさとなぎ)。
小学生時代の2人は毎日のように遊び、幸せな日々を過ごしていた。
だが、朝和の後ろ盾である祖母の英子が亡くなってから、2人は疎遠になる。
そんな折、「海神の巫女」に凪の双子の姉である稔(みのる)を迎えたいと高良家から申し出が。
ネタバレ感想
面白かったのは子供時代かなあ。主役は凪だけど、稔目線で読むと、2人に長年裏切られてきたんだよなあ。
最初からはっきり2人は思い合っていると聞いたら、稔は身を引いていたと思う。
コミュ力はあるけど、頭が良くないせいか、旧家のいじめの対象になってた。
周りは味方がいなくて、唯一味方だと思っていた義母にもいいように翻弄されて、高良の帰りをじっと待つ身。
凪は最初身を引いたけど、好きなことを学んで、毎日活力漲ってたけど、ずっと高良に思われていた。
朝和がどんどん変態化していってるし、イケメン枠から外れてきた(笑)
弟の朝幸(ともゆき)は図太く生きていきそうなので、そこは安心(笑)
稔もなんかうまい具合に塩町(しおまち)と恋愛関係にされたなあって感じ。
最初は朝和と凪を応援していたけど、意地張りすぎて遠回りしすぎてめんどくさかった。
幻想的な洞窟 |
婚姻の儀は綺麗だったなあ、そこはもっとページ割いてほしかった。
ドロドロ恋愛劇じゃなくて、幻想的なシーンがもっと見たかった。
タイトルのイメージと違った。
『海神の花嫁』私の評価は★2
キャラの魅力 ★☆☆☆☆ 1
衝撃度 ★☆☆☆☆ 1
おすすめ ★★★☆☆ 3
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