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2023年6月8日木曜日

『蒼き太陽の詩2 アルヤ王国宮廷物語』 日崎アユム 感想・レビュー ユングヴィに恋の予感?

裏切り者は誰だ──? 

表紙はユングヴィ。

2巻です。

今回は十神剣内の裏切り者とユングヴィの恋?にページを割いていた。



あらすじ


アルヤ王国は帝国に支配されながらも、住民たちは次期国王誕生に思いを馳せていた。

そんな中、国王候補であるフェイフューは剣術を磨き、兄のソウェイルは若干焦りを感じ始める。

そしてソウェイルの命が狙われる事件が発生。

帝国の総督であるウマルは、十神剣内に裏切り者がいると知る。



ネタバレ感想


ユングヴィの営み関係は読みたくなかったなー。

剣士として頑張る彼女を見たかったのに。

そして鈍感すぎるのも腹立つ(笑)

彼女はヒロイン扱いなのか。

フェイフューがどんどん変わっていった。

ソウェイルより自身が優れてると気付き始めたか。

それとも絶世の美少年の紫将軍と行動を共にしているから自信が付いたのか。

ソウェイルが語り手とならないから分からないな。

ソウェイルに主人公感はなく、彼は蚊帳の外でストーリーが進む。

そして、ウマルが意外に良い人だと分かった。

忠誠を誓ったと帯にあったが、十神剣のそこまでの忠誠心は描かれていない。

エルが一番かわいそうだった。

そして、ユングヴィの言動が受け付けない。

ナーヒドとテイルムは役立たずで、ラームが頭角を現していた。


『蒼き太陽の詩2 アルヤ王国宮廷物語』私の評価は★1


ストーリー  ★★☆☆☆   2
キャラの魅力 ★☆☆☆☆   1
衝撃度    ★★☆☆☆   2
おすすめ   ★★☆☆☆   2







2023年6月6日火曜日

『蒼き太陽の詩1 アルヤ王国宮廷物語』日崎アユム 感想・レビュー 選ばれた剣士たち

 双子の王子の争い

剣が使う人を選ぶというアーサー王伝説に絡め、仲の良い双子の兄弟の争いがどうなるか気になるところ。

1巻の表紙は燃え立つような蒼い髪の持ち主、ソウェイル。

カバー絵はとても魅力。


あらすじ

砂漠の楽園アルヤ王国が、サータム帝国の属国となって三年。

かの戦乱を生き延びたのは第二王子フェイフューだけと思われていた。

だが、密かに王妃から託された第一王子ソウェイルを赤将軍ユングヴィが匿っていた。

アルヤの民の心の拠り所である『蒼き太陽』の帰還に喜ぶ宮廷だったが、帝国の総督ウマルは、彼ら王子二人に残酷な条件を突きつけた。

果たして王に相応しいのはソウェイルかフェイフューか、波乱の物語が開幕。

女将軍イメージ


ネタバレ感想

戦いメインというよりは、人間関係を重視しているようで、1巻まるごとプロローグという感じ。

ストーリーはさほど進まず、人物紹介のような感じ。

視点がころころ変わるし、キャラが多いので少し混乱。

ユングヴィの性格が受け入れられるかどうかでストーリーにハマれるか決まりそう。

彼女の行動にいちいち苛ついてしまう。

さらに、十神剣の将軍たちの掛け合いが少し寒く、しつこい。

双子のどちらかが性格悪いのかなと思ったけど、どちらも良い子なのが意外。

頭が良く王子の器にぴったりなのが、フェイフュー。

見た目と剣の声を聞くという素質を持っているのがソウェイル。

長い間不在だった紫将軍の候補が現れた辺りから面白くなった。

王子どちらかの視点で読みたいな。

続きを読むかどうか迷うが、王子たちがどう争っていくのか気になるし、2巻購入済みなので読んでみる。

『蒼き太陽の詩1 アルヤ王国宮廷物語』私の評価は★2

ストーリー  ★★★☆☆  3
キャラの魅力 ★★★☆☆  3
衝撃度    ★★☆☆☆  2
おすすめ   ★★★☆☆  3

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