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2023年3月2日木曜日

『今際の国のアリス RETRY(リトライ)』(全2巻) 麻生羽呂 感想・レビュー ネトフリ,実写化成功ドラマの続き

アリスふたたび

前作『今際の国のアリス』から、約5年ぶりの再開となった新章。

よりによって参加するげえむのジャンルは9「ちきゅうしんりゃく」

アリスとウサギが結婚するのは予想できたけど、他の生き残ったメンバーの後日譚も知りたい。


あらすじ

スクールカウンセラーとなった有栖(アリス)は、仕事に悩む社会人。

妻の柚葉(ゆずは)<旧姓:宇佐木(うさぎ)>は、妊娠中。

柚葉の安産祈願のため、富士山に登山したアリスは、妻からの電話を受け、急ぎ東京へ戻る。

台風が直撃などのトラブルに巻き込まれ、再び今際の国へ迷い込んだアリスは、過去を思い出す。

そして、9の「げえむ」から生きて帰ることを誓う。

果たして、参加者全員助かる方法はあるのか?

アリスは再び、元の世界へ戻れるのか?


ネタバレ感想

 RETRYでは、1つのゲームしかないけれど、難易度高め。

げえむを参加してすぐに死体を見てしまうので、全員冷静さを欠いてしまった。

カプセルの数がどんどん減って、入れなかった人は宇宙人?による制裁が待っていた。

相変わらずのゲームは、巧みに心理を揺さぶり、思い込ませてしまう。

タイガのような危険人物はあれだけど、全員で生き残れたのになあ。

ネトフリの宣伝を兼ねての短い連載だったようで、2巻で完結。

絵は変わってたけどやっぱり面白い。

❝また寄り道でもしてたの?❞

ウサギのセリフが意味深。

「また」にしっかり傍点が付いてた。

出産という大変な状況に身を置いていたから、一時的に記憶が戻っていたのかな。

主人公は変わるけど、スピンオフ作品『今際の路のアリス』もおすすめ。


『今際の国のアリス RETRY』私の評価は★3


ストーリー  ★★★★☆ 4
キャラの魅力 ★★☆☆☆ 2
衝撃度    ★★★★☆ 4
おすすめ   ★★★★☆ 4


2023年2月28日火曜日

『今際の国のアリス』麻生羽呂  感想・レビュー はあとのなな「かくれんぼ」が難しすぎる

 生き残るためにはゲームに勝つしかない

読んだきっかけは、「不思議の国のアリス」が好きだから。

不思議の国のアリスに登場するキャラの名前が使われているのが嬉しい。

ずっといると思っていたキャラが退場するなど、展開が読めず面白い。

参加するまでどんなゲームか分からず、頭脳戦、心理戦、体力戦、協力戦がトランプに準えてる設定がすごい。

誰にも感情移入しないけれど、自分だったらとか考えるの楽しい。

読み応えある漫画です。


あらすじ

高校生の有栖良平(ありすりょうへい)は、怠惰的な生活を送っていた。

ある日、いつものメンバー(カルベ、チョータ)で遊んでいたところ、巨大な花火を目撃する。

気付いた時は、周囲の人間は消えており、強制的に理不尽な「げえむ」に参加させられる。

ただし、「げえむ」に「くりあ」しないと待つのは死のみ。

ビザ切れはこんなイメージ

アリスの監察力と頭脳にいち早く気づいたカルベは、彼を生かすべく行動に出る。

果たして、この世界は何なのだろうか?

展開が読めないサバイバルデスゲーム


ネタバレ感想

一番印象に残ったのは、難易度7(はあとのなな)げえむ「かくれんぼ」

狼が負けると思うよね
参加人数無制限だけど、アリスたちは仲間4人で挑む。

るうるは、おおかみ1 VS ひつじ3 でかくれんぼをし、最後に狼だった人が勝つという最悪のゲーム。

アリスは全員生き残れる方法を考えますが、心が壊されるゲームだった。


他は、

♠5「おにごっこ」 

J「どくぼう」  が印象に残ってる。


キングクラスが出てきてさらに面白さは増し、キューマは普通に良い人だった。

この先にミラがいそう
ミラとの対決は少しだるく、ラストのページの割き方は微妙。

でも全体的には面白かった。

うさぎが強い女の子だったのに、うざキャラになってしまったのは残念。

私はずっと意志を持って強かったアンが好きだ。

ヤバとパンダ、チシヤのその後が見たい。

ツッコミどころはあるけれど、ネトフリも面白かった。

殆どのキャラがイメージ通りなので見応えある。

スピンオフ作品『今際の路のアリス』は、主人公は変わりますが世界観そのままなので良かったら。

大人になったアリスの話が読める『今際の国のアリスRETRY』もおすすめ。


『今際の国のアリス』私の評価は★4

ストーリー  ★★★★☆ 4
キャラの魅力 ★★★☆☆ 3 
衝撃度    ★★★★☆ 4
おすすめ   ★★★★★ 5


2023年2月21日火曜日

『今際の路のアリス』(全8巻)原作:麻生羽呂、作画:黒田高祥 感想・レビュー ❝人生は80年、強制参加のクソゲー❞

 今回はトランプを所持して目覚める

今際の国のアリス』の続編にあたる作品。

スピンオフ的なストーリーで、麻生羽呂さんは今回は作画を別の方に託しています。

『今際の国のアリス』同様、世界観は変わらず面白いし、読んで損はない。

常に心理戦が伴っているような展開でした。

清水寺

ポジティブな女子高生が主役です。


簡単なあらすじ

荒れ果てた京都で目覚めたキーナは、トランプを握りしめていた。

周囲を彷徨っていると、清水寺で小島亜里朱(こじまありす)と出会う。

花火が打ちあがり、その場所まで駆け付けた2人は、同じように記憶を失った男女9人がその場所に集まっていた。

話し合いの結果、東京を目指そうと決めたが、1人殺されてしまう。

疑心暗鬼の中、一部を除いたメンバーで東京へ向かう。

果たして無事に東京にたどり着けるのか、そして元の世界に戻れるのか?


感想・レビュー

前作より目を背けたくなるシーンが多め。

少ない人数なのにくせ者が多い上に殺人犯が紛れ込んでいるし、敢えて狂わされた人物もいます。

反面、精神的に成長した人物もいます。

ネガティブ思考のキーナとポジティブなアリスが対照的に描かれている。

集められた男女の選出は、偶然なのか必然か。

今回のトランプの意味は?

絶対R指定だけどこの作品もネトフリで映像化してほしい。


『今際の路のアリス』私の評価は★4

ストーリー  ★★★★☆ 4
キャラの魅力 ★★★☆☆ 3
衝撃度    ★★★★☆ 4
おすすめ   ★★★★☆ 4



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