何のために私は転生を繰り返すのか?
前作『リアクト』でめっちゃ混乱したけど、完結編にあたるこの作品で綺麗にまとまるかが見所。
主人公の小霧(さぎり)は、何度も転生を繰り返す女性。
どうやら、保彦(やすひこ)とも関係があるようだ。
最悪タイムパラドックスの結末の行方は?
あらすじ
小霧は、前世の記憶を持ちながら転生を繰り返す。
そのたびに同じ名前を与えらえ、気付いたらまた生まれ変わっている。
小霧は結婚式場で、スタッフから読まれた長い長い手紙に衝撃を受ける。
ネタバレ感想
結論からいうと、保彦は何のために時を超えているかが分かって納得。
小霧の運命は転生を繰り返しても過酷。
式場でみんなに聞かせないで、そっと手紙を渡す方法でも良かったのでは?と思った。
結婚式で、小霧が過去に餓死したり、侍たちに犯されて死んだ時もあったっていう話なんか、聞きたくないよ。
保彦は空気読めないんかい。
保彦は、小霧のことしか考えておらず、その他全員はただのコマで脇役。
『リライト』からの答え合わせ的な話になるけど、あっちいったりこっちいったりと本線から外れる長い手紙の告白だった。
四季に例えて、説明があるのは綺麗だった。
❝夏に『美雪』が溶けてなくなり、
秋に『霞』が時間を覆し、
冬に『蛍』が舞い、
春に『小霧』が光となる。❞
でも、伏線も何もなく4作目にして唐突に現れた小霧というヒロインに驚いたわ。
どこからどこまで保彦が関わっていたのか、パトロールは全員科学者の血を引いてるとか。
美雪=ホタルだとか、曖昧だった所がはっきり分かるけど、納得いかない所もあった。
小霧の転生の呪縛が終わると、保彦が代わりに受けるんだ?
時を超えられない保彦??
1000年前に飛んだヤスヒコは禁忌の子。
彼は小霧と結ばれるはずだった?何で?とか。
保彦は小霧が好きだけど、彼女視点では兄は嫌いと書いてあったし。
付録に素敵なイラストがあったので、私なりに名前をタグ付けした。(間違ってたらすみません)
また時間おいて、4冊一気読みしよう。
そしたらまた違った感想が生まれると思う。
『リライブ』私の評価は★3
ストーリー ★★★☆☆ 3
キャラの魅力 ★★☆☆☆ 2
衝撃度 ★★☆☆☆ 2
おすすめ ★☆☆☆☆ 1
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