アリスとテレスのまぼろし工場
変化は悪。工場に幽閉されたのは狼少女!?
劇場アニメの原作。
『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の脚本家によるオリジナル作品。
彼女が関わった『凪のあすから』は好きだった。
幻想的なストーリーが好きな人ならハマりそうな世界観。
夜の製鉄所 |
あらすじ
見伏(みふせ)で暮らす人々は、製鉄所の恩恵を受けて暮らしている。
漫画、小説、ライトノベルの感想を載せてます。 少しでも興味を持ったらぜひ。 レビュー評価が良い作品でも流されずに独自の視点で感想を書いてます。 逆の場合もあります。
劇場アニメの原作。
『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の脚本家によるオリジナル作品。
彼女が関わった『凪のあすから』は好きだった。
幻想的なストーリーが好きな人ならハマりそうな世界観。
夜の製鉄所 |
見伏(みふせ)で暮らす人々は、製鉄所の恩恵を受けて暮らしている。
「映画でも漫画でもなく、なぜ小説なのか」
小説に魅了された3人の男女が描かれる。
映画や漫画はイメージが先にできている。
小説だけは読み手のペースでページをめくり、想像することができるとある人物が言う。
自称本好きの私は、なるほどと思った。
なぜ、壮一(そういち)たちは完璧な小説を書くことにこだわったのか?
人気小説家・相崎一歌(あいざきいっか)の監禁事件で逮捕された月村荘一(つきむら)は、暴走したファンではなく高校時代の友人だった。
取調室で根気よく尋問する刑事に、月村は重い口を開く。『僕が愛したすべての君へ』(僕君)と同時刊行本。
栞イメージ |
こちらのストーリーは恋愛色強めだが、ラストはとても切ない。
並行世界が実証された世界。
両親が離婚し、虚質科学研究所で働く父と暮らす日高暦(ひだかこよみ)。
彼は、父の勤務先で休日を過ごしていると、佐藤栞(さとうしおり)という少女に出会う。
強烈な出会いと、境遇が似ている為、2人で過ごす時間が増えていく。
そんな中、父の再婚話が持ち上がり、相手が栞の母だと知り愕然とする。
兄妹になれば結ばれない、そう思った2人は逃避行を開始する。
2冊とも絶対読んだ方がいい。
栞を愛した暦、和音を愛した暦が描かれる。最先端の研究所イメージ
「僕君」の方がハッピーエンド。
こちら「君僕」では、「僕君」の謎が解ける形になる。
総じて、暦にとっていなくてはいけない存在は和音だった。
それは暦も途中から分かったみたいだけど、口にはできない。
暦と栞が会わない世界線にも和音はいた。
どうして時間旅行ができるのか、ビールの泡に例えてあったけど難しくて意味が分からなかった。
「君僕」を先に読むのがおすすめかな。
最高のチームだったはずの6人。
告発封筒をきっかけに、培った関係性が脆く崩れ落ちていく様を描いたミステリ。
面接官と就活生イメージ |
誰にも咎めらない人生を歩んだ綺麗な人間などいない。
人は簡単に堕ち、自暴自棄になり、誰も信用できなくなる。
犯人は誰?そしてその意図とは?
何度も騙され裏切られる──。
成長著しいIT企業「スピラリンクス」の初の新卒採用。
狭き門を掻い潜り、最終選考に残った六人。
彼らに与えられた課題は、一カ月後までにチームを作り上げ、ディスカッションをするというものだった。
その結果、全員採用もあり得ると鼓舞され、一同は交流を深め、それぞれの得意分野を駆使し、最高のチームへと成長する。
だが、本番直前に課題の変更がメールされ、愕然とする。
企業イメージ |
それは、「ディスカッションで一人の内定者を決める」という内容だった。
六人は、ひとつの席を奪い合うライバルになってしまう。
そして当日、最終議論が進む中、封筒が発見される。
そこには個人名と共に6通の告発文が入っていた。
登場人物
波多野祥吾(はたのしょうご)── 立教大学経済学部。物事を俯瞰するのが得意。嶌に想いを寄せている。
九賀蒼太(くがそうた)── 慶応大学総合政策学部。爽やかな好青年。容姿端麗。リーダーシップを早々に発揮。
袴田亮(はかまだりょう)── 明治大学国際日本学部。ガタイがいい。高校時代は野球部主将。場を和ます達人。
矢代つばさ(やしろつばさ)── お茶の水女子大学教育学部。国際文化を学び、知り合いが多い。語学力に自信あり。モデル風美人。
嶌伊織(しまいおり)── 早稲田大学文学部。小柄で色白。清純系美人。
森久保公彦(もりくぼきみひこ)── 一橋大学社会学部。秀才。やや無口。眼鏡をかけている。
人事採用担当の裏の顔も見える。
相手の本質を見抜くのは100%無理。
落とした学生の中に優秀な奴は1万%いた。月の裏側は汚い?
バイトリーダー、サークルリーダー、ボランティアリーダ
ーを務めてたと豪語するのは面接あるあるで、しっかり
バレているんだと思った。
大学生の時にこの本に出合いたかったなー。
何回も騙されて展開が読めなかった。
たくさんあっただろう伏線も全然気付かなかった。
再読してもっと深く読みたい。
↓↓ 本当にネタバレするので注意 ↓↓
私なりに疑問に思ったことを自己解決してみたが、違う意見もあるかも。
Q:波多野はなぜ封筒の処分をしなかった?
A:ゲームソフトを返し忘れるぐらいだから、単純に忘れてた…?
Q:嶌は波多野が好き?
A:波多野の腹黒さを知った為、妹に嘘をついた。
嶌は、久賀に俺のことを見てたよね?と言われていた。
波多野妹に、票は好きな人に入れると言われ嶌は、鋭いと思った。そのことから、
ずっと久賀に投票していた嶌は彼が好きだったと分かる。
Q:波多野の罪は?
A:分からないまま。
Q:嶌は、波多野の前でなぜ泣いた?
A:ジャスミンティーを印象付けるためか、月の伏線を使いたかったからか??
Q:嶌は、なぜ就活生を◎に変更した?
A:疑うことを知らない彼女がどう変わっていくか見届けるため??
私の印象の変化 |
ある一面だけを見て、その人を良い人、悪い人と決めつけるのは良くない。
それを月の裏側に例えていたので分かりやすかった。
矢代と袴田が良い人に変わった。
久賀は、嶌目線なので何とも。犯人だしね。
ストーリー ★★★★★ 5
キャラの魅力 ★★★★☆ 4
衝撃度 ★★★★★ 5
おすすめ ★★★★★ 5
仮面 (角川文庫) ディレクシアを知る 初読みの作家さんでした。 ページ数は多いけどすぐに読み終えました。 グロ描写ありです。 あらすじ 読字障害というハンディキャップを抱えながらもアメリカ留学の後、情報番組を中心にメディアに露出する三条公彦(さんじょうきみひこ)。 知的で爽...